単著書籍『英語定型表現の科学』を研究社から出版します

研究社から『英語定型表現の科学』という書籍を出版することになりました。

詳細は以下の通りです。


書名:英語定型表現の科学

著者:中田達也

定価:2,200円(税込)

出版社:研究社

ページ数:220ページ

発売:2024年11月25日


書籍では、以下のような内容を取り上げています。

・ 「記念写真」はmemorial pictureなのか?

・ スティーブ・ジョブズに学ぶ定形表現の重要性

・ hit, smash, strikeはどう違うのか?

・ in cahoots withのcahootsとはどういう意味か?

・ discuss about the problemは間違いなのか?

・ 白鳥は本当にswan songを歌うのか?

・ cloud nineはなぜcloud tenではなくnineなのか?

・ a fantastic waste of timeはどこがfantasticなのか?

・ 日本語から直訳できる表現は本当に簡単なのか?

・ red herringは比喩的イディオム? コアイディオム?

・ cease and desist(停止する)とは言うのに、desist and cease とは言わないのはなぜか?

・ grandmas and grandpas をDeepLに和訳させると、「おばあちゃん、おじいちゃん」ではなく、「おじいちゃん、おばあちゃん」になるのはなぜか?

・ manhole(マンホール)は性差別的な表現か?

・ stewardessの使用頻度がflight attendantの使用頻度と逆転したのはいつか?

・ She Britta’d her way into our heartとはどういう意味か?

・ fall off the wagonが「酒をまた飲むようになる」という意味になるのはなぜか?

・ ことわざの使い方が独特すぎて逮捕されてしまった犯罪者がいる?

・ 語彙的コロケーションと文法的コロケーションの違いは何か?

・ テレビドラマで最も使われる定型表現は何か?

・ ニュージーランドのスラング、big OEとは何か?

・ small potatoes, big potatoesとbigger potatoes

・ ポケモンの「カモネギ」はなぜ英語では Farfetch’d なのか?


帯にある通り、本書は「朝日ウィークリー」(朝日新聞社)の連載、「英語定型表現の豊かな世界」を元にしています。

しかし、「朝日ウィークリー」の連載だけでは分量が足りず、書き下ろし部分も多く含みます。本書は約14万文字、「朝日ウィークリー」の連載は約3万文字でしたので、約8割は書き下ろしとなります。

「朝日ウィークリー」の連載を愛読くださった方にも、ぜひお手にとっていただればと思います。

アマゾンをはじめとするオンライン書店で、予約受付中です。

英語定型表現の科学

どうぞよろしくお願いいたします!

「世界で最も影響力のある研究者トップ2%」(スタンフォード大学・エルゼビア社発表のWorld’s Top 2% Scientists)の「言語・言語学分野」に選出されていました(過去形)

スタンフォード大学・エルゼビア社が発表した「世界で最も影響力のある研究者トップ2%」(World’s Top 2% Scientists)の「言語・言語学分野」に選出されていました。

Top 2% Scientists

September 2022 data-update for “Updated science-wide author databases of standardized citation indicators”

リスト自体は2022年11月に発表されていましたが、(誰も教えてくれなかったので)最近ようやく気がつきました。

「言語・言語学分野」では、日本の大学から上の5人が選ばれていました。

第二言語習得論の分野では、新谷奈津子先生(関西大学)や鈴木祐一先生(早稲田大学)も選出されています!

参考:
「世界で最も影響力のある研究者トップ2%」(スタンフォード大学発表)に本学部教授の新谷奈津子氏が選出されました

早稲田大学研究者データベース 鈴木祐一