MD(ミニディスク)を使った英語学習のススメ
このサイトの「はじめに」のコーナーでは、MDを使ったNHKのラジオ講座の学習で、私がTOEICや英検一級に挑戦した体験談を書きました。しかし、皆さんの中には、「どうしてMDでなくてはいけないの?」、「カセットとMDの違いは何?」という方もいらっしゃることでしょう。ということで、ここではMDによる英語学習のメリットを3ページにわたってご紹介します。
また、これからMDによる英語学習をはじめたいという方向けに、MDコンポ・MDウォークマンを購入する際のポイントについても簡単にご説明します。
MDによる英語学習のメリット
ここでは、MDのメリットをカセット・テープと比較してご説明します……
1.録音時間が長い
MDのひとつめのメリットは、録音時間が長いということです。MDの収録時間は80分が相場です。120分が相場であるカセットテープと比べると短そうですが、モノラル録音にすれば通常の倍の長さが録音できますので、80分のMDでも160分間分録音することができます。平均的なNHKのラジオ講座のダイアログは、1週間で約5分半ですから、MD1枚で半年分はゆうゆう録音できる計算になります。
また、最近はMDLPという技術の登場で、通常の録音時間の最長4倍まで録音することが出来るようになりました。つまり、MDLP対応のMD機器を使えば、80分間のMDに320分間分収録できるのです(しかも、クオリティはステレオのままです)。
以前はMDLP対応機器は効果でしたが、最近はMDLP対応の録音再生機が3万円台で手に入るようになりました。320分間分の英語教材を1枚のMDに収めて持ち運べるというのは、かなりのメリットになります。
2.編集が簡単である
2番目にして最大のメリットだと私が思うのが、MDの編集機能です。MDでは、再生中に曲を新たに分割したり(divide機能、「トラックマークをつける」ともいう)、統合すること(combine機能)が簡単にできます。たとえば、NHKのラジオ講座15分間を録音したとして、
1.あいさつ
2.昨日の復習
3.今日の表現
4.ダイアログ
5.ダイアログの解説
6.ダイアログ
7.練習問題
というように、番組のコーナーごとに別々の曲として登録しておくことができます。上のようにしておけば、聞きたい箇所を簡単に頭出しすることができます。不要な部分は簡単に削除することができます(delete機能)ので、「あいさつ」、「昨日の復習」、「ダイアログの解説」、「練習問題」の4つはいらないな、と思ったら、
1.あいさつ
2.昨日の復習
3.今日の表現
4.ダイアログ
5.ダイアログの解説
6.ダイアログ
7.練習問題
というように、削除することができます。1年間の講座をMDに録音して日本語の解説など不要な部分のみを削除すれば、英語のダイアログのみを収録したオリジナルMDなども、すぐに作成できます。TOEICのリスニング問題をMDに録音して、正解した問題だけを削除していけば、「自分が苦手な問題のみを集めたTOEICリスニング用教材」もすぐに作成できます。
また、ダイアログ中で判らない個所が出てきたら、その直前でトラックマークをつけておくことをおすすめします。そうすると、判らない表現が出てくる直前に頭出しすることができるため、判らない表現のみを集中的に学習することができるからです。
個人的には、このMDの編集機能がカセットテープの代わりにMDを使用する一番のメリットではないかと思います。カセットだと番組を録音したはいいものの、頭だしに非常に手間がかかるため、聞きたい時に聞きたい部分のみを聞くという効率的な学習法が実践できません。
MDであれば、「月曜日のダイアログを聞いた後に、火曜日を飛ばして水曜日の解説だけを聞いて、木曜日の練習問題をやる」という芸当がいとも簡単にできるため、非常に効率が良いのです。
MDの編集機能の活用方法は、アイデア次第でいくらでもあると言っていいでしょう。この編集機能の柔軟性こそが、カセットの代わりにMDを使用する最大のメリットではないでしょうか。
3.PCで編集ができる
最近のMDの中には、PCと接続できるものが登場してきました。私が使っているのはUSB接続をするCMT-C7NTというSONYのモデルなのですが、PCの画面上で曲の「録音」、「分割」、「統合」、「移動」、「タイトル付け」などの編集作業をすることができます。
MDが高度な編集機能を持っているのは事実ですが、リモコンと小さなボタンを駆使して編集をするのは、時間がかかりますし、操作ミスも多いものです。しかし、PCに接続できるものであれば、PCの大きな画面でマウスを使って操作ができますので、操作も簡単ですし、まだ聞いていない曲を消してしまうというようなうっかりミスも防げます。
また、MDでは1曲1曲にタイトルを付けることができるのですが、MDデッキやポータブルプレイヤーだと、携帯電話のようにボタン操作で入力しなければいけません。しかし、PC接続可能なモデルであれば、キーボードで直接入力することができるため、時間がかからず、便利です。
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次のページでは、これからMDを使った英語学習をはじめる方へ、MD機器を購入する際のポイントをお話します!
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